【無料で始める囲碁】ルールを覚えて『ぷよ碁』をしよう

囲碁の5つのルールをマスターしよう

これから囲碁を始めようと思っているけど、囲碁のルールを知らない、あるいはルールを覚えようとしたけどよく理解できなかった、という人向けの記事です。
囲碁のルールを知って、『ぷよ碁』を繰り返すことで囲碁のルールをマスターできると思います。
『ぷよ碁』とは囲碁のブラウザゲームで、囲碁の石を取ったり取られたりをマスターするのにとても適していると思います。誰でも無料で利用できるので、どんどんやってみましょう。

ぷよ碁

https://puyogo.app
この記事で分かること
  • 囲碁の5つのルール
  • ルールをマスターするのに『ぷよ碁』をおすすめする理由
目次

はじめに

これから囲碁を始めようとする人で、身近に囲碁を教えてくれる方がおられる場合、その方に教えてもら方が絶対に良いです。
教えてくれる人が身近にいない場合、囲碁書籍やインターネットサイト、Yuoutubeにも入門者向けのコンテンツが多くあるので、独学で始めることになります。ただ、どこかで何らかの形で行き詰ることになると思うので、その時に地域の囲碁教室などに通うことをおすすめします。

囲碁の5つのルール

ルール1: 線の交点に交互に打つ

他の多くのボードゲームと異なり、囲碁では線と線の交点に石をおきます。
黒、白、黒、白、、、と1手ずつ交互に石を打っていきます。
線の交点に打つということには重要な意味があるんです。
ルール2へ。

ルール2: 呼吸点がなくなると石は取り上げられる

石の周りに出ている線を「呼吸点」と言います。呼吸点は「ダメ」と呼ぶこともあります。
すべての呼吸点(線)が相手の石によってふさがれるとその石は取り上げられてしまいます。
石を連絡させて、呼吸点を多くするほど、取られにくい石になります。逆に、呼吸点が残り2や3の石は取られる可能性が高まります。呼吸点が残り1の状態を「アタリ」といいます。アタリになっている石は呼吸点が増えるように石を置くと、次の相手の1手では取られなくなります。
囲碁は相手の石を取ったり、自分の石を守りながら、最終的には陣地を争うゲームです。

図1

図1
黒1,3の石はどちらも呼吸点が4個あります。
白2,4の石は連絡してかたまりとなり、呼吸点が6個あります。

図2
図3

図2では、白8の着手によって、黒5の石がアタリになりました。
図3のように黒9と黒石の呼吸点を増やすことで、次の1手では石を取られなくなります。

ルール3: 囲った陣地の多い方が勝ち

囲碁の勝敗の決め方です。お互い打つ場所がなくなった時に、陣地を多く囲っていた方が勝ちになります。
「陣地」という概念が最初は理解しにくいです。「陣地」とは相手が中に入ってきても、相手の石を取り上げることができる範囲を「陣地」といいます。そして、「陣地」は対局者同士の双方の同意で決められます。同意といっても、対局中に「ここはもう陣地ですよね」、「まだ陣地になりきってないですよね」なんて会話をするわけではありません。

まだ陣地になりきっていないと思えば、相手の内側に打ち込んでいって、うまく自分の「生きた(取られない)石」を作ることができれば相手の陣地を減らすことができます。また守る方も、打ち込まれると手になると思えば守りの1手を入れることで相手から侵入されないようにしておきます。

昔の対局図イメージ

左の図は私が囲碁を始めてまだ間もないころの対局図です。
私(黒)は右上はもう黒地だと思っていましたが、相手(白)の方は打ち込んできて逆に白の陣地を作ってしまいました。
もし相手が右上の方に打ち込んでいかず、双方がパスをしていたら右上は黒の陣地となっていました。

ルール4: 着手禁止点(打つことができない場所がある)

囲碁は基本的には石をどこに打っても良いですが、「着手禁止点」というルール上打つことができない地点があります。
それは、打った瞬間に呼吸点が0になってしまう地点です。
しかし、これにも例外があり、石を打つことで相手の石を取り上げることができる場所は着手禁止点ではなく、相手の石を取り上げながら石を打つことができます。

着手禁止点

左図の×は着手禁止点です。
白×:白から着手できません。黒は着手OK。
黒×:黒から着手できません。白は着手OK。
A:黒、白ともに着手禁止点ではありません。黒石をAに打つと白2子を取り上げることができるからです。

ルール5: コウ(劫)はすぐに取り返せない(1手前と同形になる地点には打てない)

着手禁止点以外にも打てない地点があります。
図のような場合、相手の石を取り上げることができるので着手禁止点ではないように思いますが、自分が相手の石を取り上げて、相手も取り返して、また自分も取り返して、、、と続くと同じ盤面を繰り返すことになります。
このような取ったり取られたりの状況を「コウ(劫)」といって、すぐには取り返せないルールになっています。そのため、白は自分が打つ1手前と盤面が同じ状態にならないよう、他の地点に打たなければなりません。

「コウ」

ルールをマスターするのに『ぷよ碁』をおすすめする理由

ルールがなんとなくでも分かったら、さっそく『ぷよ碁』をやってみましょう。
『ぷよ碁』は無料で利用できるブラウザゲームです。5路盤、7路盤でコンピュータと囲碁の対局ができます。
まずは、5路盤で100%勝てるようになるまでどんどんやりましょう。

ぷよ碁

https://puyogo.app
『ぷよ碁』をおすすめする理由
  • 5路盤で練習できる
  • コンピュータ相手なので気兼ねしない
  • かわいい

5路盤で練習できる

「囲碁の始め方で最初から19路盤で始めるべき」という意見もあります。
しかし、私は絶対に小路盤から始めた方がいいと思います。
なぜなら、どう打ったらよいのか? 何を目指しているのか? 終局(囲碁対局の終わり)はいつなのか? などが分からない入門者にとって19路盤は広すぎます。1局の終わりまで経験するのに1時間もかかっては苦痛の時間がただただ続くだけになってしまいます。
小路盤なら1局を終えるのに5~10分程度です。「習うより慣れよ」、何度も繰り返すことでルールをちょっとずつ理解できます。息をするかの如く、感覚的に囲碁のルールが分かるようになるまで繰り返しましょう。
特に『ぷよ碁』の場合は5路盤から対局可能なことがとても良い点です。5路盤でコンピュータと対局できる他のアプリを私は知りません。
5路盤なら1局5分もかかりません。また、5路盤は先手必勝なので、ルールとちょっとしたコツさえ掴めば誰でも必ず勝てるようになります。5路盤で100%勝てるようになったら、ルールの理解の第一段階は終わっています。

コンピュータ相手なので気兼ねしない

『ぷよ碁』に限りませんが、コンピュータを相手にすると気が楽です。
どれだけ時間をかけて考えても、何回繰り返しても、途中でほっぽーり投げても、
何も文句言われないですし、だれにも迷惑をかけません。
また『ぷよ碁』のコンピュータは5路盤、7路盤ともに強くないので、ルールをきちんと理解できれば5路盤でも7路盤でも必ず勝てるようになります。
『ぷよ碁 7路盤』で勝てるようになった時が、囲碁のルールを大体理解したときかなと思います。

かわいい

『ぷよ碁』は基本的には囲碁なんですが、石がぷよぷよしていて、とってもかわいらしいんです。
見方同士の石(ぷよ)がならぶとくっつきます。くっついた『ぷよ』たちはさらにかわいらしいんです。
また、このくっつく、というのが囲碁ではとても重要な意味を持ちます。囲碁に慣れていないと石が並んでくっついている状態をすぐには把握しにくいのですが、『ぷよ碁』では石のつながりを視覚的に理解しやすくなっています。
さらにさらに、石があと1手で取られる状態を「アタリ」といいますが、『ぷよ碁』ではアタリになっていると『ぷよ』たちが悲しい表情に変わるので、「アタリ」を認識しやすいです。「アタリ」に気づいて石を逃げる、というのは囲碁の基本の基本になるので、この点も『ぷよ碁』が入門者におすすめできる大きな理由の1つです。

『ぷよ碁』のプレイ画面

『ぷよ』が並ぶとくっついて、かたまりになります。
また、右中の白1個の『ぷよ』は呼吸点が残り1個の「アタリ」の状態になっているので、青ざめた表情になっています。

まとめ

囲碁のルールは簡単です。
しかし、そのルールに乗っ取って、勝てるように囲碁を打てるようになるのはとても大変です。
『ぷよ碁』を相手に何度も繰り返して囲碁のルールをマスターしましょう。


『ぷよ碁』は2022年1月ころから利用できるようなりました、つい最近ですね。
私が囲碁を始めたころには『ぷよ碁』はまだありませんでした。これから囲碁を始めようとする方に強くおすすめします。

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