
『幻冬舎エデュケーション ななろのご』のレビューです。
小学校低学年や未就学児のお子さんと囲碁を始めた場合、囲碁のルールをマスターするのにぴったりです。
私は囲碁を始めようとして、いろいろ調べた結果、『ななろのご』がいいなと思って、その日に注文しました。
- 『ななろのご』のいいところ
- 『ななろのご』が合わなさそうな方
『ななろのご』のいいところ
「ななろのご」は小さなお子さんが囲碁のルールをマスターするのにぴったり
「ななろのご」は小さなお子さんが囲碁のルールをマスターするのにぴったりな理由は2つあります。
1つ目:お子さんにも分かりやすい工夫がいっぱい
まず石は赤色と黄色のお馬さんになっています。碁盤は紙製ですが草原をイメージさせる緑色で、石を置く交点には人参の絵がかかれています、また線が太くしっかり書かれていてお馬さん用の道になっています。
これらの工夫のお陰で、お子さんに囲碁のルールを説明しやすくなっています。
- 石を交点に置く⇒お馬さんを人参の上に置くんだよ
- お馬さんは通り道がなくなると取られちゃうよ
- 最後に人参を多く持っている方が勝ちだよ
説明もしやすいですし、お子さんも理解しやすくなっています。
2つ目:7路盤
2つ目は、7路盤であるということです。
7路盤は囲碁のルールで対局できる最小碁盤です。小さな盤面で対局できるので、短時間で1局が終わり、何度も遊べます。集中力が続きにくい未就学児のお子さんは短時間で終わる7路盤での対局を繰り返すのが、囲碁のルールを理解するのに最適だと思います。
分かりやすいルールブックも同封されいる
同封されているルールブックが分かりやすいんです。
囲碁の説明書ではなく「ななろのご」の説明書なので、「ななろのご」のルールが絵付きで分かりやすく説明されています。
「ななろのご」のルールをお子さんが理解して、対局を何回もすればすぐに「ななろのご」のルールを理解できます。
そして、それは囲碁のルールと全く同じなんです。碁盤や碁石を使う点が「ななろのご」と違いますが、本質的なルールは全く一緒です。
材質が良い
碁盤は紙製ではありますが、厚くてかなりしっかりしていますし、さわり心地がすべすべで気持ちいいです。
石は木製で、赤色と黄色のコマにお馬さんの絵が片側だけに印刷されています。木製のお陰かこちらもさわり心地は良いです。
『ななろのご』が合わなさそうな方
小さなお子さんがおられない方
小学校低学年や未就学のお子さんがおられないのなら、ほとんど購入する価値がないように思います。
七路盤は囲碁のルールで対局ができる最小碁盤だと思いますが、その分奥深さは物足りず、対局をある程度繰り返してルールをきちんと理解できたら、その役目はほとんど終わっています。
成人の方であれば7路盤は不要のように思います。
強いて買う理由を挙げるなら、「いろんなサイズの碁盤をそろえたい」くらいでしょうか。
我が家の「ななろのご」
囲碁を子どもとしようと思い立ってすぐに購入しました。
購入時
当時年長さんだった我が子にルールを説明して、すぐに「ななろのご」で対局を繰り返し、自分も子どももすぐにルールをマスターできました。
最初の1週間は大活躍でしたが、2週目になると活躍の場が少なくなり、約1ヶ月後に9路盤を購入してからは出番はめっきり減りました。
現在(購入から5年)
我が家の「ななろのご」は5年経過して、箱はボロボロ、ルールブックは破れて捨ててしまいましたが、盤と駒は今でもたまに子どもたちが使っています。
ただし、七路盤の囲碁としてでなく、コマをおはじきのように弾いたり、カラフルな駒要員としてです。材質がしっかりしていて長持ちするから、子どもの遊び道具としては、今でも活躍しています。
ごくまれに小路盤(4,5,6,7路盤)の研究に「ななろのご」の碁盤も使うこともあります。
まとめ
「ななろのご」は小さなお子さんが囲碁のルールをマスターするのにぴったりです。
囲碁のルールをマスターするという大きな役割を終えた後でも、碁盤とコマの作りがしっかりしているので他の遊び方でまだまだ使われています。
未就学児のお子さんと囲碁を始めたばかりの方にはおすすめできます。
「ななろのご」で対局を何度も繰り返すことで、ルールをマスターしましょう。
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